トヨタ自動車は、2006年3月期単独決算の業績見通しを上方修正した。海外での新車販売が予想以上に好調に推移しているため。
単独決算の通期業績見通しは、売上高が9兆4000億円を予想していたが、前年同期比9.6%増の10兆1000億円と単独で10兆円を超える見通し。営業利益も予想よりも1300億円増の7500億円、同6.9%増となる見通しだ。経常利益も予想よりも2100億円増の9800億円、同14.5%増、最終利益が1700億円増の6700億円、同26.6%増になる見込み。
業績見通しを上方修正したのは、原材料価格は高騰しているものの、海外を中心に新車販売が好調に推移してこれをカバーしているため。国内生産は377万台を計画していたが388万台に、海外生産は361万台を376万台にそれぞれ上方修正した。