「これがあれば大丈夫」と偽造した国際免許証を売り渡す

自動車 社会 社会

運転免許証の取得ができない知人に対し、偽造した国際運転免許証を売り渡したとして、大分県警は10月28日、鹿児島県内に在住する60歳と52歳の男を偽造有印私文書行使幇助などの容疑で逮捕した。免許はフィリピン発行のものをベースとしており、警察では原版の入手経路を調べている。

大分県警・南署によると、偽造有印私文書行使幇助容疑などで逮捕された男たちは、2003年5月ごろ、学科試験に合格せず、運転免許をなかなか取得できなかった知人の男に対し、「日本国内でも使えるフィリピンの国際運転免許証がある」などと話を持ちかけ、これを数十万円で売り渡していた。

男性は以後この免許証を正規のものと信じて使用していたが、2004年2月に道路交通法違反(速度超過)で検挙された際、名義が男本人のものにされた偽造免許証であることが発覚。道路交通法違反(無免許運転)で検挙され、偽造有印私文書行使容疑でも調べを受けていた。この際に販売者である2人の男の存在も浮上。警察が調べを進めていた。

警察では売り渡しを図った2人が偽造免許証をどこから入手したのかを含め、厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV