強奪するクルマの駐車料金、犯人が支払った?

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10月28日早朝、大阪府堺市内のコイン式駐車場で、駐車した乗用車の車内で仮眠していた40歳の男性が襲撃され、クルマを強奪される事件が起きた。警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。

大阪府警・堺北署によると、事件が起きたのは10月28日の午前5時15分ごろ。堺市翁橋町付近にあるコイン式駐車場で、40歳の男性が駐車中のクルマで仮眠を取っていたところ、30歳代とみられる男が突然ドアを開けて男性を車外へ強引に引きずり出し、顔面を数回に渡って殴打した。男性は路上に投げ出され、殴打した男と、近くから出てきた別の男が男性のクルマに乗りこみ、そのまま逃走した。通報を受けた警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。

男性は同日の午前0時30分ごろ駐車場に入り、エンジンをアイドリングさせた状態で仮眠していたという。この駐車場はクルマが入ってから約5分後にロック板と呼ばれる駐車代未納逃走防止用の防犯装置が作動するようになっている。しかし、男性が車外に投げ出された後、クルマはスムーズに発進していったとされており、逃走時にロック板が作動していなかった可能性が高い。

警察ではクルマを盗んだ男たちが駐車料金を支払い、ロック板の解除を確認した後に犯行に及んだ可能性もあるとみている。

《石田真一》

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