大型トレーラーから落下の角材、対向車の運転席を直撃

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28日未明、鳥取県鳥取市内の国道53号線で、走行中の大型トレーラーから角材が落下し、対向車線を走行していた大型トラックの運転席に突っ込む事故が起きた。この事故により、大型トラックを運転していた49歳の男性が死亡している。

鳥取県警・智頭署、鳥取署によると、事故が起きたのは28日の午前1時25分ごろ。鳥取市河原町釜口付近の国道53号線で、カーブを走行していた大型トレーラーから角材(長さ約2m、幅約20cm)が落下。そのまま対向車線を走行していた大型トラックの運転席に飛び込んだ。角材はトラックを運転していた49歳の男性を直撃。男性は近くの病院に収容されたが、胸部強打で約2時間後に死亡している。

トレーラーはそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。約30分後に鳥取署のパトカーが角材を露出させたまま走行している大型トレーラーを鳥取市内の市道で発見。その場で停止させ、運転していた64歳の男に職務質問を行おうとしたところ、呼気が酒臭いことに警官が気づいた。アルコール検知の結果、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

男は角材を落として逃げたことは「わからない」と否定しているが、実はこの事故が起きる約10分前には、智頭町内でトレーラーの荷台からはみ出した角材に大型バスが衝突し、フロントガラスの一部を破損する事故や、大型トラックの荷台部分が破損する事故も起きていた。警察ではこれらの事件にも男が関係した可能性があるとして調べを進めるとともに、男が飲酒した時間や飲酒量などを調べる方針だ。

《石田真一》

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