旭ガラスは28日、仏とチェコの自動車用ガラスのアッセンブリー会社2社を買収し、全額出資の子会社にすると発表した。
自動車用ガラスは、ガラス本体に装飾部品や車に組みつけるための部品をあらかじめ取り付けてから、自動車メーカーに納入ようになっている。同社は、欧州のアッセンブリー会社を買収することで、タイムリーな製品の納入を図る。
買収したのはベルギー、レクティセル社が保有する、仏のウィンキャップバレンシエンス社と、レクティセル社の合弁会社であるチェコのスプリレック社。旭ガラスは、2社の完全子会社化により、現地での自動車用ガラスの売上で年間約110億円を見こむ。