逃走バイク、右折車を強引に追い越し接触転倒

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25日夜、兵庫県丹波市内の国道176号線で、パトカー追跡されていたバイクが右折中のタクシーを強引に追い越そうとした際に接触、転倒する事故が起きた。この事故でバイクに乗っていた2人の少年と、タクシー運転手の合わせて3人が軽傷を負った。

兵庫県警・丹波署によると、事故が起きたのは25日の午後9時40分ごろ。丹波市柏原町柏原付近の国道176号線をパトロールしていた同署のパトカーが、2人乗りで走行するバイクを発見。職務質問を行うために停止を命じた。ところがバイクはこれを無視。後部座席に同乗していた少年がナンバープレートを折り曲げて判読不能にするような素振りを見せたため、追跡を開始した。

バイクはスピードを上げて逃走。パトカーは500mほど追走したが、速度が80km/hを超えたために危険と判断。直後に追跡を打ち切った。だが、バイクはそのまま走り続け、交差点で右折を開始していた62歳の男性が運転するタクシーを右側から強引に追い越そうとして接触。転倒している。この事故でバイクに乗っていた16歳の少年2人のうち、1人が骨折などの重傷。もう1人の少年とタクシー運転手が打撲などの軽傷を負った。

バイクは途中で信号無視を繰り返していたため、警察では運転していた少年を道路交通法違反容疑で検挙する方針だ。

《石田真一》

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