逃走のバイクが挟み撃ちのパトカーと衝突

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24日未明、高知県高知市内の国道56号線で、パトカーの追跡を受けていた原付バイクが、連絡を受けて急行していた別のパトカーと正面衝突する事故が起きた。この事故でパトカーを運転していた警官と、バイクを運転していた少年が重傷を負っている。

高知県警・高知南署、高知署によると、事故が起きたのは24日の午前3時35分ごろ。高知市本町1丁目付近の国道32号線をパトロールしていた高知署のパトカーが、ナンバーを折り曲げて読み取れなくした状態で走行している原付バイクを発見。停止を命じたが、バイクはこれを無視して逃走を続けた。

パトカーの警官は応援を要請。高知南署のパトカーがこれを受けて逃走ルートに急行し、挟み撃ちによる抑止を試みようとしたが、高知市大原町付近にある国道56号線の交差点で逃走中の原付バイクと出会い頭に衝突した。この事故で双方の車両は大破。パトカーを運転していた26歳の男性巡査と、バイクを運転していた17歳の少年が骨折などの重傷を負った。

事故当時、このパトカーはサイレンと赤色灯を使用した状態で走行していたが、無線連絡の行き違いで目標車両の現在地を見失ったとみられる。警察では追跡の正当性や、事故の発生状況を含め、改めて調べを進める方針だ。

《石田真一》

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