ブルガリア・コネクション「完全犯罪」ならず

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イギリスのマンチェスターに住む夫婦がたくらんだ「完全犯罪」は、まったくの失敗に終わってしまった。

今年1月、夫婦が乗っていたベンツは、スピード違反監視カメラによって、2回の違反をとらえられ、120ポンド(2万4000円)の罰金が課せられた。

この罰金を逃れるために、夫妻は「実際にベンツを運転していたのは、自分たちのオフィスで雇っていたブルガリア人だ」と主張。その証拠として、そのブルガリア人が、ブルガリアの首都ソフィアから送ってきた絵はがきを、証拠として警察に提出した。

しかし実際には、その絵はがきは、妻がわざわざソフィアに行って出したものだった。絵はがきを見た警察は、かえって夫妻の証言に疑いを持つようになった。その絵はがきに書かれていた英語の文章は、外国人が書いたものにしては口語的な表現が多すぎたためだ。

そんなブルガリア人などは存在しないことを確認した警察は、夫妻に、罰金9200ポンド(180万4000円)に加えて、経費1900ポンド(38万円)を課した。ちなみにマンチェスターかせソフィアまでの飛行機代は、300ポンド(6万円)程度だったという。

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