独BMWのヘルムート・パンケ社長は18日、「2005東京国際自動車会議」に出席、ハイブリッド技術に関し米GM(ゼネラルモーターズ)および独ダイムラークライスラーと共同開発を進めることについて、「ニッチ市場なのでスケールメリットを追求する手段」と説明した。
パンケ社長は、ハイブリッドについて「マーケティングに成功しても(当面は)市場全体の5−6%しか占めないだろう」と指摘。BMWとしては他社と協力して開発し、「当社の効率のいい内燃機関と組み合わせることが最良」と述べた。
パンケ社長は、同社がこれまでも『MINI』用の4気筒エンジンをダイムラークライスラーから調達するなど、スケールメリットを追求する提携を行ってきたと例示した。そのうえで、「コンポーネントに絞った提携であり、それによってBMWの独自性が損なわれることはない」と強調した。