3日午後、鹿児島県鹿児島市内で、走行中に携帯電話を使用していたとして、白バイから追跡されていた17歳の少年が運転するバイクが軽自動車と正面衝突する事故が起きた。少年は手首の骨を折る重傷を負っている。
鹿児島県警・交通機動隊によると、事故が起きたのは3日の午後2時35分ごろ。鹿児島市平川町付近の市道を同隊の隊員が白バイでパトロールしていたところ、ヘルメット未着用の状態で携帯電話を使用しながら走行するバイクを発見。あまりにも危険な状態だったことカら、即時停止を求めた。
しか、バイクを運転していた少年はこれを無視して逃走を開始。一時は80−90km/hまで加速した。白バイもサイレンと赤色灯を使用した状態で約600mほど追跡を行ったが、さらに加速を行おうとしていたため追跡を断念した。
だが、バイクはそのまま走り続け、約150m先の路上で運転操作をミスして対向車線側に逸脱。22歳の男性が運転する軽自動車と衝突した。バイクは転倒。路上に投げ出された少年は手首を骨折する重傷を負った。
警察では、道路交通法違反(速度超過)容疑で少年の回復を待って事情を聞く方針だ。追跡自体については「正当な職務の一環だった」とコメントしている。