14日、埼玉県春日部市内の県道で、道路を横断しようとしていた89歳の女性が2台のクルマに次々とはねられ、死亡する事故が起きた。最初に女性をはねたクルマは現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事故として捜査を開始した。
埼玉県警・春日部署によると、事故が起きたのは14日の午後6時10分ごろ。春日部市豊野町1丁目付近の県道で、近くに住む89歳の女性が道路を横断しようとしていたところ、走行してきたクルマにはねられた。女性の体は対向車線側に弾き飛ばされ、対向車線を走行してきた51歳の男が運転するクルマにもはねられた。女性は連続した衝突で全身を強打し、即死している。
最初に女性をはねた白っぽい軽自動車とみられるクルマはそのまま現場から走り去っており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始するとともに、2度目にはねたクルマを運転していた男を業務上過失致死の現行犯で逮捕した。
現場は片側1車線で、見通しの良い直線区間。警察では目撃情報などから逃げたクルマの特定を進めるとともに、その行方を追っている。