戦車を積んだトレーラー、多重衝突事故を引き起こす

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13日、静岡県御殿場市内の国道で、戦車を荷台に載せて走行していた陸上自衛隊の大型トレーラーが、前走する警備用のRVに衝突。これが発端となり、クルマ6台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故では11人が打撲などの軽傷を負っている。

静岡県警・御殿場署によると、事故が起きたのは13日の午後9時10分ごろ。御殿場市仁杉付近の国道138号線で、同市内にある陸上自衛隊・富士学校から、埼玉県内に向けて戦車を輸送していた陸上自衛隊・輸送隊所属の大型トレーラーが、前方を走る警備用のRVに追突。これが発端となり、信号待ちをしていた乗用車や路線バスを押し出し、車両6台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で警備車両に乗っていた自衛隊員1人を含む11人が打撲などの軽傷を負い、戦車を載せたトレーラーは輸送を断念し、富士学校に引き返している。

現場は片側1車線の緩やかな下り坂。警察ではトレーラーを運転していた33歳の3曹から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、この3曹は「ギアチェンジに気を取られ、前方の確認が遅れた」などと話しているという。

《石田真一》

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