免停、違反者講習に2日連続クルマで出席

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福井県警は13日、免許停止処分者を対象とした違反者講習にクルマを運転して訪れた50歳の男を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。男は前日にも同じ容疑で検挙されており、現状では免許取り消しとなる可能性が高いという。

福井県警・丸岡署によると、道交法違反(無免許)運転の現行犯で逮捕されたのは、清水町内に在住する50歳の男。この男は春江町針原にある県の運転者教育センター(試験場)で同日午前から行われた免許停止者向けの処分者講習を受講する際、無免許であるにもかかわらず、クルマを運転してきた疑い。

こうした違反者は後を絶たないため、警察官が受講者の顔と名前をチェックし、講習が終わった後に駐車場付近で簡易な検問を実施しているが、男は2日連続でクルマでの移動を発見されていた。

この男、今年7月に酒気帯び運転で検挙され、累積オーバーで今月9日付けで免許停止の処分を受けていた。このため、免停期間を短縮するための講習を受けていたわけだが、1日目の検挙で19点、2日目にも19点が累積されることとなった。男は15点を累積されると免許が取り消しになってしまうため、1日目に検挙された段階で講習に出る意味も失われていたが、律儀にも2日目の講習も受講。同じ過ちを繰り返してしまった。

《石田真一》

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