パトカーが踏切に閉じ込められる

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13日、秋田県横手市内にあるJR奥羽本線の踏切で、秋田県警・横手署のパトカーが遮断機の降りかかった踏切に進入。踏切内に一時閉じ込められるというトラブルが起きた。パトカーは遮断機を内側から押しのけて脱出したが、踏切の衝突防止システムが作動し、電車が緊急停車した。

秋田県警・横手署によると、トラブルが起きたのは13日の午前10時40分ごろ。横手市睦成付近にあるJR奥羽本線の踏切で、遮断機や警報機が作動しているにも関わらず、同署・地域課のパトカーが進入した。

パトカーが踏切内への進入を開始した直後に遮断機は完全に降りきったため、運転していた29歳の巡査はクルマのフロント部分で遮断機を押し出して脱出を図った。その際に踏切内に設置された障害物検知装置がクルマの存在をキャッチ、衝突防止システムが作動し、接近中だった快速列車(秋田発、新庄行き)が踏切手前で緊急停車する事態となった。電車は9分遅れで運転を再開し、パトカーを運転していた巡査や電車の乗客乗員にケガはなかった。

警察の調べに対し、巡査は「警報機の音は聞こえず、作動しているのがわからなかった」と供述しているが、踏切の警報機や遮断機にトラブルは無かった。このため、警察では巡査が何かに気を取られ、漫然運転の状態にあったものとみて、さらに調べを進めている。

《石田真一》

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