「寝ていた」と主張の少女も逮捕…消火器噴射事件

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今月7日、藤沢市内の市道で登校中の中学生に対して通過中のクルマから消火器を噴射し、66人が軽傷を負った事件について、神奈川県警は10日、このクルマに同乗していた15歳の少女も傷害容疑で新たに逮捕した。一連の逮捕者はこれで4人目となる。

神奈川県警・藤沢署によると、問題の事件は7日の午前8時5分ごろに発生している。藤沢市高倉付近の市道で、近くの中学校に通う生徒が歩いていたところ、後方から接近してきた軽ワゴン車の助手席に乗った若い女が消火器を噴霧した。噴霧は数回に分け、約200mの距離で断続的に行われており、消火剤に直撃された66人の生徒が目や呼吸器などに軽傷を負い、近くの病院に収容され、手当てを受けた。

警察ではこの学校に在校している15歳の少女ら3人を傷害や窃盗の容疑で逮捕したが、後部座席に同乗していた別の中学校に通う15歳の少女は「寝ていたときに犯行がなされたみたいで、よくわからない」と主張。関与を全面的に否認していた。

ところが他の3人は「少女は起きていた」と反論。特に主犯とされた少女は「消火器噴射を提案したとき、あいつは“ウケるね”などと喜んでいた」と猛反発していた。

この供述を基に警察が少女を追及したところ、「逮捕されるのが嫌だったので、寝ていたと嘘をついた」と自供。実際の犯行には及んでいないものの、謀議が成立するとして傷害の容疑での逮捕に踏み切った。

《石田真一》

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