米フォード・モーターは12日(現地時間)、レンタカー子会社のハーツを買収ファンドグループに売却することで合意したと発表した。売却額は債務引き受け分も含め150億ドル(約1兆6500億円)と大型案件になった。
買収ファンドは、メリルリンチ・グローバル・プライベート・エクイティー、カーライル・グループ、クレイトン・デュビリエ&ライスの3社によるグループ。フォードなどは年内に売却手続きを完了させたい意向。
ハーツは世界のレンタカー市場の3割近いシェアをもつ最大手。フォードは不振の自動車事業を立て直すため、今年4月から売却に向けた検討を始めていた。