地震にも動じずパチンコ、女児放置死の母を起訴

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検察庁・盛岡地検一関支部は7日、パチンコ店の駐車場に止めたクルマの車内に置き去りにした生後6カ月の女児を熱中症によって死亡させたとして、この女児の母親である27歳の女を重過失致死罪で同日までに起訴した。

問題の事件は8月16日に発生している。重過失致死罪で起訴された女は同日の午前11時ごろ、一関市内にあるパチンコ店を訪れた。この際、連れていた生後6カ月の女児は駐車場に置いたクルマの車内に約3時間放置。女が戻ったときには熱中症ですでに死亡していた。

クルマの窓は運転席以外の3カ所が約3cmほど開けられていただけで通気性には乏しかった。また、事件当日には宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震があり、一関市内では震度5弱の強い揺れも観測されている。店内から逃げ出す人もいたが、女は地震の揺れに動じること無く、そのまま遊戯を続けていたという。

また、この女は以前から駐車場に止めたクルマに女児を取り残しており、事件が起きる1週間ほど前には店員に発見されて注意を受けていた。検察ではこの点を重視。「常習性があり、反省していない」として、重過失致死罪の適用を決めている。

《石田真一》

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