神奈川県内最大の暴走族を摘発…容疑は昨年の暴走

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神奈川県警は8月31日、昨年8月に横浜市戸塚区内の国道1号線などで集団暴走を行ったとして、暴走族グループのメンバー15人を道路交通法違反(共同危険行為)で逮捕した。目撃情報や映像記録から約1年間掛けてメンバーを特定したという。

神奈川県警・交通捜査課によると、道交法違反(共同危険行為など)の容疑で逮捕、書類送検されたのは、神奈川県内で最大勢力の暴走族グループに所属するメンバー15人。暴走を指示していた主犯格(リーダー)は33歳の男だという。

この15人は昨年8月9日の午前3時10分ごろ、横浜市戸塚区原宿付近の国道1号線でバイク約30台による集団暴走を実施。道路いっぱいに並走したり、それを保ったまま赤信号を無視して進行し、交差道路の通行車両など周辺の交通を著しく妨害した疑いがもたれている。

警察では目撃情報や事件当日にパトカーや主要交差点で張り込んでいた捜査員が撮影したビデオ映像や写真を分析。約1年間を掛けてメンバーの特定を行っていた。別の暴走事件で検挙していたメンバーからも名前を聞き出し、今回の一斉逮捕につなげる地道な努力を重ねた。逮捕されたメンバーは全員が大筋で容疑を認めており、中心的なメンバーは「まさか去年の夏の暴走で今ごろ捕まるとは思っていなかった」などと話しているという。

《石田真一》

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