酒気帯び運転で信号も歩行者も見落とす

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8月31日、大阪府大阪市中央区内の府道で、青信号に従って横断歩道を渡っていた2人の歩行者に信号無視をしてきた普通トラックが突っ込む事故が起きた。この事故で60歳代とみられる女性が死亡、25-30歳代の女性が意識不明の重体となっている。

大阪府警・東署によると、事故が起きたのは8月31日の午前5時20分ごろ。大阪市中央区法円坂付近の府道交差点で、青信号に従って横断歩道を渡っていた歩行者2人に対し、赤信号を無視して減速しないまま交差点に進入してきた普通トラックが突っ込む事故が起きた。2人は次々に弾き飛ばされ、60歳代とみられる女性が頭を強打したことが原因で収容先の病院で死亡。25-30歳代とみられる女性が頭部強打で意識不明の重体となっている。

通報を受けた同署員が現場に急行。トラックを運転していた男の呼気が酒臭いことに気づき、アルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、信号無視)の現行犯で逮捕した。女性の死亡確認後は容疑を同過失致死傷に切り換えて調べを進めている。

警察の取り調べに対し、男は飲酒や信号無視の事実を大筋で容認しており、「とんでもないことをしてしまった」などと供述している。また、死傷した2女性についてはいずれも身元がわかっておらず、警察では所持品などを分析し、身元特定を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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