8月30日、埼玉県八潮市内の首都高速6号線上り線で、渋滞中の車列に大型トラックが突っ込み、押し出された前方の4台が衝突したり、横転する事故が起きた。大型トラックは漏れた燃料に引火して炎上。このトラックを運転していた男性など、3人が重軽傷を負っている。
埼玉県警・高速隊によると、事故が起きたのは8月30日の午後12時5分ごろ。八潮市木曽根付近の首都高速6号三郷線の上り線で、33歳の男性が運転する大型トラックが渋滞中の車列に衝突した。トラックは停車していた4トントラックなどを押し出しながら前に突き進み、これが原因で4台が次々と衝突。うち数台が横転、漏れた燃料に引火して大型トラックは燃え上がった。
結果として5台が関係する多重衝突事故、複数台の車両火災に発展。大型トラックを運転していた男性など3人が重軽傷を負っている。完全な鎮火には約3時間を要し、6号三郷線の上り線は事故現場を含む八潮ジャンクション−八潮ランプ間が午後4時ごろまで不通となっている。
警察では大型トラックを運転していた男性の前方不注意が原因とみて、男性の回復を待ってから詳しい事情を聞く方針だ。