ホンダの家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニットを採用したコージェネレーションシステムの「ECOWILL」が2005年日本国際博覧会協会主催の「愛・地球賞」を受賞したと発表した。
同賞は、地球環境問題の解決と人類・地球の持続可能性に貢献する秀逸な100の地球環境技術を選定し表彰するもので、今回は、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、給湯器メーカーのノーリツ、長府製作所との合同受賞となった。
家庭用小型コージェネレーションユニットは、世界最小のガスエンジン「GE160V」と、ホンダ独自開発技術の正弦波インバーター技術を採用した小型軽量の発電システムを効率的にレイアウトし、家庭用での設置に適した小型化を実現した。3.25kWの熱出力と1kWの発電出力により、総合エネルギー効率85%を達成、一戸建て住宅で1日平均6時間程度の稼動を想定している。
都市ガス各社と給湯機メーカーが共同開発した排熱利用の給湯暖房システムと組み合わせ、一般家庭での光熱費が年間約4万円節約できるシステムとなっている。二酸化炭素排出量も30%程度の低減できる見込み。