茨城県警は22日、無保険の車両に別のクルマのナンバープレートを取りつけ、さらには飲酒運転を行っていたとして、友部町の町議会議員である62歳の男を逮捕。同日までに道路交通法違反(酒気帯び運転など)の容疑で送検した。
茨城県警・笠間署によると、道交法違反容疑で逮捕されたのは、友部町の町議会議員を務める62歳の男。この男は20日の午後6時ごろ、友部町大田町付近の国道355号線で無保険車を運転するとともに、酒気帯び運転をしていた疑いがもたれている。
男は飲酒運転については「知人と飲食店で会い、ビールをジョッキ3杯飲んだ」と容疑を認めているものの、無保険車の運転については「知らなかった」と容疑を否認しているという。クルマは自賠責保険と車検が切れた状態だったが、これの発覚を防ぐ目的なのか、他のクルマのナンバーを装着しており、警察では男が事情を知った上で行っていた可能性が高いとみる。
このため、容疑が固まっている道交法違反容疑で逮捕。道路運送車両法(無車検)違反については、さらに調べを進める方針だという。男は友部町議を通算で3期務めており、2002年1月から2003年12月までの間は議会の副議長も担当していた。