違反をしたのは知人…免許はどこから入手した?

自動車 社会 社会

知人の免許証を持ち歩き、交通違反を行った際にも免許証の名義人になりすましていたとして、神奈川県警は12日、横浜市内に住む34歳の男を私文書偽造・同行使容疑で。この男に免許証を渡していた32歳の男を犯人隠避の容疑で逮捕した。

神奈川県警・戸部署によると、私文書偽造・同行使の容疑で逮捕された男は今年3月20日、横浜市西区内の市道で乗用車を運転中、携帯電話を使用しているところを同署員に発見され、道路交通法違反(携帯電話使用)で摘発を受けた。この際、男は他人名義の免許証を署員に提示し、この男の氏名などを反則キップに記入した疑いがもたれている。

反則金の支払いが行われなかったために督促が免許の名義人となっている32歳の男の元に寄せられたが、男は違反を行ったのが知人であることを認識しつつ、警察に出頭。自分が違反したと申告していた。

しかし、署名が違っていたことから別人ではないかという疑いが掛けられ、追及の結果として身代わりを自供。「心当たりがあるのは…」という情報から、実際に違反した男を特定した。

実際に違反した男は無免許だったが、2003年12月ごろに知人の免許証を何らかのかたちで入手し、以後はこれを携帯していたとみられている。譲り渡しなどの手段だったのか、盗難だったのかはまだ明らかになっていないが、名義人の男からは同じ時期に紛失再発行の申請がなされており、免許証が手元から無くなっていたことは認識していたらしい。

警察の調べに対し、なりすましで使った男は容疑を否認。名義人の男は「知人をかばいたかった」などと話し、容疑を大筋で認めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース