西川ゴム工業は、子会社の西川ゴム山口と中国の上海西川密封件有限公司の生産能力を拡大するため、第2工場を設立したと発表した。
山口の第2工場の新設は、トヨタ自動車、日産自動車、ダイハツ工業などの九州の工場での増産に対応するとともに、ドアアウターシールの生産を山口に集約、押し出しから仕上げまで直行化によるリードタイムの短縮が狙い。工場の面積は3250平方メートルで、9月から生産開始する予定。総投資額は4億7000万円。
中国に第2工場を新設するのは、中国国内での日系自動車メーカーの増産に対応するとともに、精錬ラインを新設して一部精錬工程を内製化することで、仕上げまで一環生産を自工場で行えるようにするのが目的。
新工場の面積は約7000平方メートルで、仕上げ工程を今月から、精錬ラインを9月から立ち上げる予定。
投資総額は4億円。