免許取得経験の無いJH職員、恒常的に公用車運転

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日本道路公団(JH)は25日、東北支社・仙台管理事務所に勤務する男性職員が無免許で公用車を運転していたとして、同日付けで停職2カ月の懲戒処分を実施した。この職員、一度もクルマの運転免許を取得した経験が無かったという。

JH東北支社によると、無免許であるにも関わらず公用車などを運転し、停職処分を受けたのは仙台管理事務所で総務を担当する31歳の男性職員。この職員は今年4月、業務で公用車を運転していた際に速度超過違反を行って、道路交通法違反容疑で警察の摘発を受け、その際に無免許であったことが発覚した。

公用車を運転する場合、管理担当者に免許証を提示し、運転登録をすることが必要だが、この職員は過去に一度もクルマの免許を取得した経験が無く、チェックの度に言い逃れをして回避してきたという。上司も「免許を持っている」と思い込んでおり、確実性のあるチェックは実施せず、無免許が看過されたまま恒常的に公用車の運転が行われていた。

このため、JHでは直属の上司である仙台管理事務所の総務担当課長についても監督責任を追及。戒告の懲戒処分を実施している。

《石田真一》

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