カリフォルニアで自動車購入の保護法案…性別・人種格差

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カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事は、性別や人種などによるクルマの購入価格格差をなくす、という立場から、購入後2日以内ならばクルマの購入を取り消す権利を消費者に与える、という新しい法案にサインした。

アメリカではクルマをもっとも安く買えるのは白人男性、続いてアジア系男性、ヒスパニック、黒人と続き、女性は男性よりも平均購入価格がずっと高くなる、と言われている。これまでもヒスパニックや黒人のグループが自動車メーカーや自動車ローンの会社を相手に「人種による価格差別」との集団訴訟を起こした経緯もある。

今回の法案は、車購入後でも自分の購入価格が他のセグメント客よりも高い、と判断すれば、購入価格4万ドル以下のクルマの場合購入のキャンセルが可能になる、というもの。

女性有権者などからは強く支持されており、今後こうした動きが全米に広がる可能性は高い。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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