OBで再結成の暴走族摘発…快感を忘れられず

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福井県警は21日、福井市内で集団暴走を行ったとして、33歳の男と、20-26歳の男7人を道路交通法違反(共同危険行為)容疑で逮捕した。8人はいずれも暴走族OBだったが、暴走の快感が忘れられず、再びグループを結成したとみられる。

福井県警・交通指導課によると、集団暴走を行ったとして逮捕されたのは、福井市内を拠点として活動する暴走族のリーダー格とされる33歳の男と、20-26歳のメンバー7人。

この8人は4月16日深夜から17日未明に掛けての約2時間、バイク7台に分乗して福井市久喜津町付近から清水町上天下付近に掛けての県道や町道で蛇行や対向車線侵入などの暴走を繰り返した。実害は確認されなかったが、追跡した複数の警官が暴走行為を現認。昨年11月に施行された改正道交法の共同危険行為を適用。今回の逮捕に踏み切った。

8人はいずれも暴走族OBだったが、暴走の快感が忘れられずに成人だけで構成されるグループを再結成。週末になると暴走を行っていた。相手がOBだけに既存のグループも活動を黙認しており、ほぼ独占状態で暴走していたとみられる。

暴走族の高齢化が進んでいる現状について、警察では「OBの参加は他にも確認されており、摘発を強化したい」としている。

《石田真一》

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