パトカー追跡起因の事故を起こし入院の男、ロープを使って脱走

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19日深夜、福岡県篠栗町内の病院から、パトカーからの逃走中に死亡事故を起こし、自らも頭を強打して一時意識不明の重体となっていた容疑者の男が脱走する事件が起きた。警察では警備に問題が無かったかどうかを調べている。

福岡県警・粕屋署によると、入院していた病院から逃走したのは、今月5日に追跡するパトカーから逃走していた際、対向車線に逸脱して乗用車2台と衝突。このうち1台を運転していた男性を死亡させたとして業務上過失致死容疑で逮捕された46歳の男。

衝突事故を起こしてクルマは大破し、運転していた男も頭部強打で意識不明となっていたことから、警察では「拘留は不可能」と判断。現行犯逮捕はしたものの、すぐに釈放して篠栗町内の病院に入院させていた。男はその後に意識を回復したが、病室の内外に3人の警察官が待機。事実上の24時間監視体制が敷かれていた。

男は警察官が交替のために部屋を離れたわずかな隙を見計らい、隠し持っていたロープを使って屋外に脱出。そのまま逃げ去った。

見舞い客を装って何者かがロープを持ち込み、さらには病院付近にクルマを用意して待機していた可能性もあるが、詳細はわかっていない。

《石田真一》

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