降りたら殺す…高校生2人の乗ったクルマを強奪

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17日、奈良県橿原市内でクルマから降りた女性が見知らぬ男に突き飛ばされ、この女性の乗っていたクルマを強奪する事件が起きた。

クルマには高校生2人が乗っていたが、事件発生から約1時間後に発見された。警察ではクルマを奪った35歳の男を監禁の現行犯で逮捕している。

奈良県警・捜査1課によると、事件が起きたのは17日の午前7時ごろ。

橿原市内膳町1丁目付近にある近鉄・大和八木駅で、33歳の女性が駅前のロータリーに自己所有の軽自動車を止め、同乗していた16歳の娘の友人である15歳の男子高校生をクルマに乗せていたところ、後方から走ってきた見知らぬ男がこの女性を突き飛ばし、クルマの運転席に乗り込んだ。

男はクルマをその場から急発進させて逃走。女性は近くの交番に駆け込んで「高校生2人が乗ったクルマが男に強奪された」と届け出た。

警察では強盗の監禁の容疑で県内に広域手配を行ってクルマの行方を捜索していたが、約1時間後の午前8時ごろに橿原市土橋町付近の国道24号線バイパス側道で県警・機動捜査隊のパトカーがクルマを発見。運転席にいた男を監禁の現行犯で逮捕した。

後の調べで、逮捕されたのは35歳の男と判明。クルマを奪った動機については黙秘を貫いているという。

監禁されていた高校生2人にケガは無かったが、警察の調べに対しては「男は“クルマから降りたら殺す”と脅していた」などと証言。クルマの強奪後は市内を走り回っていたとも話してる。警察では営利目的の強奪だった可能性もあるとして、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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