ひき逃げ現場に戻ろうとして、また事故

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17日、大阪府大阪市東住吉区内の市道で、乗用車と原付バイクの衝突事故が起き、バイクに乗っていた31歳の男性が死亡する事故が起きた。乗用車はその場から逃走したが、この事故から約20分後に別の衝突事故を起こし、18歳の少年が逮捕されている。

大阪府警・東住吉署によると、事故が起きたのは17日の午前0時ごろ。

東住吉区住道矢田付近の市道交差点で、原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突した。原付バイクに乗っていた31歳の男性は衝突の弾みで路上に投げ出され、近くの病院に収容されたが、頭部強打が原因で死亡している。

乗用車はそのまま逃走。通報を受けた同署員が現場に出て、重傷ひき逃げ事件(発生当時)として捜査を開始したが、この直後の午前0時20分ごろに数百メートル離れた別の交差点で乗用車同士の衝突事故が発生。別の署員がこちらの現場に向かった。

しかし、当事者の一人である18歳の少年が「近くでバイクにぶつかる当て逃げをした」と供述したため、近くで起きたもうひとつの事故について問い質したところ、「それだ」と認めたため、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

取り調べに対し、少年は「事故を起こしたことで気が動転し、自宅に戻ってしまった」と供述。しかし、家族に「現場に戻れ」と言われ、戻ろうとした矢先に次の事故を起こしたと説明しているようだ。

少年は今年3月に運転免許を取得したばかりだった。

《石田真一》

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