構造に問題? Uターン死亡事故が連続発生

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13日、静岡県静岡市清水区内の国道1号線バイパスで、下り線から上り線にUターンしようとしていた乗用車に、下り線を猛スピードで走行してきた大型トラックが衝突した。

この事故で乗用車は大破、運転していた58歳の男性が死亡している。1週間前にも同じ場所で同様の死亡事故が発生しており、警察と国土交通省は近く現地調査を行う方針を示している。

静岡県警・清水署によると、事故が起きたのは13日の午前5時40分ごろ。

静岡市清水区横砂付近の国道1号線バイパスで、下り線から上り線側にUターンするため、下り側の第2車線で停車していた乗用車に、下り線を猛スピードで走行してきた大型トラックが激突した。

この事故で乗用車は原型を留めないほどに大破。運転していた58歳の男性が胸などを強く打ち、即死している。警察では大型トラックを運転していた30歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。

同じ場所では1週間前の今月6日にも同様のパターンで死亡事故が発生している。この際には下り線から上り線側にUターンしようとしていた普通トラックに対し、上り線を猛スピードで走行してきた乗用車が相次いで衝突。3人が死傷した。

2件の事故は、いずれも下り線側のガソリンスタンドで給油したクルマが上り線側に向かおうとした際に発生している。ガソリンスタンドの出口付近に中央分離帯の切れ目があり、スタンドを出たクルマはここをショートカットして上り線に向かうことが多い。

この場所でのUターンは禁止されていないが、スタンドを出たクルマが真っ直ぐここに向かうと上下線の第2車線を塞ぐ状態となる。

事故が起きた深夜から未明に掛けての時間帯はクルマの流れが早く、制限速度を大幅に超過して疾走する大型トラックも珍しくない。また、下り線を走行してきた車両はガソリンスタンドの照明に目を奪われ、その先の暗がりに停車するUターン待ちの車両に気づきにくいという特性もある。

警察と静岡市、道路管理者の国土交通省が6日に発生した事故を受け、現場の道路構造が適切かどうかを確かめる現地調査を21日に実施する予定だったが、今回の事故はその矢先に、まったく同じ場所で発生した。

警察では国交省と連絡を取り、事故が起きた中央分離帯の切れ目をカラーコーンで塞ぎ、当面の間はこの場所でのUターンを禁じるなどの措置も検討しているようだ。
《石田真一》

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