サンドイッチ状態で大破、2人が即死

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23日、愛知県豊橋市内の国道で、信号待ちをしていた車列に対し、後続の大型トラックがほとんど減速しないまま追突する事故が起きた。

この事故でトラック同士の間に挟まれた軽自動車が押し潰されて大破。乗っていたブラジル国籍の男女2人が即死している。

愛知県警・豊橋署によると、事故が起きたのは23日の午後11時30分ごろ。豊橋市東細谷町一里山付近の国道1号線で、信号待ちをしていた車両3台の列に、34歳の男が運転する大型トラックがほとんど減速しないまま突っ込んできた。

追突の弾みで最後部にいた普通トラックが前方に強く押し出され、2台目(車列中央)に位置していた軽自動車が先頭にいた大型トラックとの間に挟まれ、原型を留めないほど押し潰された。

この事故で軽自動車を運転していたブラジル国籍を持つ38歳の男性と、同乗していた26歳の女性が全身を強く打って即死。追突された普通トラックを運転していた42歳の男性と、先頭部にいた大型トラックを運転していた男性の2人が軽傷を負っている。

警察では大型トラックを運転していた男を業務上過失傷害で現行犯逮捕。2人の死亡確認後は、容疑を同致死傷に切り替えて捜査を進めている。

取り調べに対し、男は「止まっている車列には衝突直前まで気がつかなかった」と話しており、漫然運転の可能性が高いとみられている。

死亡した2人のうち、女性は事故当日にブラジルから来日したばかりだった。

現場は東京方面に向かう片側2車線の直線道路で、見通しも良いという。

《石田真一》

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