悪質…死傷事故を起こした14歳少年を送検

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今年2月、静岡県富士宮市内で14歳の少年が運転するクルマが赤信号を無視して進入して他車と衝突、同乗者1人が死亡、4人が重軽傷を負った事故について、静岡県警は7日、この少年を業務上過失致死傷と道路交通法違反(無免許運転)の容疑で書類送検した。

静岡県警・富士宮署によると、問題の事故は今年2月6日に発生している。同日の午前3時25分ごろ、富士宮市城北町付近の県道交差点で乗用車同士が出会い頭に衝突する事故が起きた。

14歳の少年が運転するクルマが信号無視を行ったことが直接の原因だった。衝突によって双方のクルマは大破。

少年が運転するクルマの助手席に同乗していた19歳の少年が全身打撲で死亡し、運転していた少年と後部座席に乗っていた中学生2人も重軽傷を負った。また、もう一方のクルマに運転していた35歳の男性も肩の骨を折る重傷を負っている。

警察の調べに対し、少年は「自宅から無断で持ち出したクルマを運転していた」と供述。様々な違反行為についても大筋で認めている。

警察では少年の処分について検討していたが、無免許運転と信号無視が起因の事故で、死亡者も出ていることから悪質性が高いと判断。業務上過失致死と道交法違反容疑で書類送検することを最終的に決定した。

《石田真一》

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