歩道にクルマ、小学生3人がはねられる

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5月27日、長野県松本市内の県道で、通学中の小学生3人が歩道を歩いていたところ、車道から乗り上げてきた乗用車に相次いではねられた。3人は近くの病院に収容されたが、3人とも骨折などの重傷を負っている。

長野県警・松本署によると、事故が起きたのは5月27日の午前7時40分ごろ。松本市浅間温泉2丁目付近の県道で、近くの小学校に通う1年生の児童3人が歩道を歩いていたところ、車道側から歩道に乗り上げてきた乗用車に相次いではねられた。

乗用車はほとんど減速しない状態で歩道に乗り上げており、3人はいずれも数メートル弾き飛ばされた。

衝突音を聞きつけた教師たちが現場に駆けつけ、3人はすぐに近くの病院に収容されたが、女児1人が左足の骨を折る全治1カ月あまりの重傷。男児2人も転倒の際に胸を強打し、肋骨を折るなどの重傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた21歳の女から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、現場の道路は幅員が約3.5mと狭く、クルマ同士がすれ違う場合には歩道側を走行しているクルマが幅員約1mの歩道に乗り上げて通過するという暗黙の了解があった。

今回の事故を起こした女もすれ違いを行うために歩道へ乗り上げたが、助手席に置いていたバッグに気を取られ、前方を歩く3人の児童に気づくのが遅れ、これが事故につながった原因だと警察は分析している。

《石田真一》

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