店内暴走ドライブスルー、380円分を強奪…逮捕

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岡山県警は24日、原付バイクでホームセンターの店内を走り回り、商品を強奪して逃走したとして、津山市内に在住する29歳の男を強盗容疑で逮捕した。男は大筋で容疑を認めており、警察では動機について追及する方針だ。

岡山県警・津山署によると、問題の事件は4月21日に発生している。

同日の午後6時20分ごろ、鏡野町内にあるホームセンターの店内に原付バイクに乗ったままの男が侵入。店内に居合わせた客や店員に向かって「どけぇ、ひき殺すぞ」などと大声で叫びながら縦横無尽に走り回った。

騒ぎを聞きつけたこの店の店長が駆けつけたが、男は店長に対し「おい、それとそれをよこせ」などと商品を指定。買い物袋に商品を入れさせると、それを奪ってそのまま走り去った。

警察では強盗事件として捜査を開始。男が指定したのはビニール製のゴミ袋やライター、給油ポンプで、被害総額は380円だったことも後に判明した。店長は警察の事情聴取に対して「客の安全を考え、男の指示に従った」と話していたという。

男はヘルメット未着用で、覆面なども着用していなかったため、店内に設置された防犯カメラには暴走の様子はもちろん、男の顔もしっかりと記録されていた。

同署は映像の分析を進め、最終的には津山市内に在住する29歳の男が関わったと判断。任意での聴取を行ってきたが、男も容疑を大筋で認めたため、24日までに強盗容疑で逮捕している。

取り調べに対し、男は容疑を大筋で認めているが、動機について質問されると「わからない」という言葉を繰り返すのみ。事件の特異性もあり、警察では男が薬物などを使用していなかったどうかについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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