15日、岐阜県美濃市内の東海北陸自動車道下り線で、故障した大型観光バスの後方に停車していた道路管理会社のパトロールカーに、18歳の男性が運転する乗用車が衝突した。
この事故で運転していた男性が死亡。同乗していた18歳男性が重傷を負ったほか、パトロールカーに乗っていた38歳の職員も軽傷を負っている。
岐阜県警・高速隊によると、事故が起きたのは15日の午後5時40分ごろ。
美濃市内の東海北陸自動車道下り線で、エンジンのオーバーヒートによって走行不能となった大型観光バスの後方に駐車し、後方から走ってくるクルマの警戒を行っていた道路管理会社のパトロールカーに対し、走行車線(第一車線)を走っていた18歳の男性が運転する乗用車が衝突した。
衝突によってクルマは大破。運転していた18歳の男性が頭を強く打ち、脳挫傷を原因に死亡、助手席に乗っていた別の18歳男性が重傷を負ったほか、パトロールカーに乗車していた38歳の職員など2人が打撲などの軽傷を負っている。
現場は片側2車線で、バスは路肩から走行車線にはみ出す状態で駐車していた。このため日本道路公団から管理を請け負っている関連会社のパトロールカーが出動し、現場付近で走行車線から追越車線側に車線変更を促す交通整理を行っていた。
事故を起こした乗用車は走行車線をそのまま走行した結果、パトロールカーに衝突していることから、わき見や漫然運転の可能性が高いとみている。
この事故で東海北陸道下り線は、美濃−美並インターチェンジ間で約2時間に渡って通行止めとなった。