殺害目的で衝突を繰り返す

自動車 社会 社会

11日、滋賀県大津市内の風俗店駐車場で、駐車場の管理小屋に乗用車が突っ込み、この風俗店で店長を務める52歳の男性が重体となる事件が起きた。

警察ではクルマを運転していた45歳の男が故意に事故を起こし、男性の殺害を試みたと判断。男を殺人未遂の現行犯で逮捕した。

滋賀県警・大津署によると、事件が起きたのは11日の午後3時ごろ。大津市苗鹿3丁目付近にある風俗店の駐車場で、駐車場の一角に設置された管理小屋に乗用車が突っ込んだ。

乗用車はこの小屋を破壊するように、5回に渡って衝突を繰り返した。小屋の中にはこの風俗店で店長を務める52歳の男性がいたが、この男性が外に逃げ出すと、クルマはこの男性を追い回すようにして突進。男性をはねた。

男性は路上に叩きつけられる状態となったが、クルマから降りた男は隠し持っていた包丁で男性の顔や胸を切りつけるなど、執拗な暴行を加えた。

通報を受けた同署員が現場に駆けつけた際、店長の男性は意識がなく、近くの病院に収容されたが頭を強打しており、脳内出血などで重体となている。

警察ではクルマを運転していた45歳の男を殺人未遂の現行犯で逮捕しているが、男は取り調べに対して「男性とトラブルになっていた。殺そうと思った」などと話しているという。

風俗店の関係者によると、襲撃された男性と逮捕された男は顔見知りで、同店に勤務する女性を巡ってトラブルになっていたと証言している。警察では女性関係のもつれが事件につながったものとみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース