電柱への衝突で乗用車が真っ二つに

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11日、山口県宇部市内の国道190号線で、猛スピードで走行していた乗用車がカーブを曲がりきることができずに道路左側の電柱に激突する事故が起きた。

クルマは衝突によって前後が分割するように大破。乗っていた3人は車外に投げ出され、男女2人が全身を強く打って死亡。21歳の男性が頭を切る重傷を負っている。

山口県警・宇部署によると、事故が起きたのは11日の午前5時30分ごろ。宇部市新天町付近の国道190号線で、島根ナンバーの乗用車が緩やかな左カーブを曲がることができず、道路左側に設置された街路灯の柱や標識柱に激突した。

クルマは側面部から柱に激突したらしく、車体中央部付近から前後がまっぷたつに分かれるようにして大破。車体前部と車体後部の間には約15mの距離が生じるほどだった。

乗っていた3人は全員が車外に放出され、このうち20歳代とみられる男女が全身を強く打って死亡。21歳の男性が頭を切る重傷を負った。

現場は片側3車線で見通しの良い緩やかな左カーブ。衝突地点の手前にはブレーキ痕が長く続いており、事故の状況から警察では100km/hを大幅に上回る速度で進行していた乗用車がカーブ手前での減速が間に合わず、さらにはハンドル操作を誤って柱に激突したものとみて、運転者の特定を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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