11日、沖縄県名護市内の沖縄自動車道で、女性3人の乗った軽自動車が料金所ブース手前に設置されたコンクリート製の防護壁に激突する事故が起きた。
クルマは大破、乗っていた3人は路上に投げ出され、このうち2人が死亡。もう1人が意識不明の重体となっている。
沖縄県警・高速隊によると、事故が起きたのは11日の午前4時30分ごろ。
名護市許田付近にある沖縄自動車道・許田インターチェンジ(IC)で、猛スピードで料金所に向かって進行していた軽自動車が閉鎖中のレーンに直進。そのままブース手前に設置されたコンクリート製の防護壁に激突した。
衝突によってクルマは数メートル後方に弾き飛ばされ、さらに横転しながら滑走したために大破。乗っていた女性3人はクルマが横転する最中に路上に投げ出されたとみられ、このうち28歳と27歳の女性は全身を強く打って死亡。26歳の女性は頭を強打して意識不明の重体となっている。
許田ICには4つの料金支払いレーンが設置されているが、事故当時は交通量の少ない未明ということもあり、ETC用を含む2レーンしか開いていなかった。クルマは閉鎖中のレーンへ直進するような状態で突っ込んでおり、現場にブレーキ痕の確認はできなかった。
警察では運転者が居眠りをしていた可能性もあるとして、事故当時に誰が運転していたのかを調べている。