日産ディーゼル工業が12日発表した2005年3月期連結決算は営業利益が前期比18.2%増の334億円、純利益が403億円の赤字から300億円の黒字となり、いずれも過去最高を達成した。
03年度以降実施してきた財務リストラが奏功したもので、海外の販売増も寄与した。売上高は1.8%増の4618億円。営業利益率は7.2%と大型トラック4社では最高となった。
06年3月期は海外が反動で減少するものの国内でカバーし、売上高は0.8%増の4650億円を予想している。ただ、前期にあった販売金融子会社「エース総合リース」の売却益(31億円)がはがれるため、営業利益は10.2%減の300億円と減益になる。
純利益も法人税の増額などにより26.7%減の220億円と減益予想。