路肩に停車していたクルマにトラックが衝突

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9日、栃木県佐野市内の東北自動車道下り線で、路肩に停車していた乗用車に後続の大型トラックが追突する事故が起きた。

追突の衝撃によって乗用車は大破・炎上し、乗っていた男女2人が死亡している。

栃木県警・高速隊によると、事故が起きたのは9日の午前4時20分ごろ。佐野市関川町付近の東北自動車道下り線で、道路左側の路肩に停車していた乗用車に対し、後ろから走ってきた大型トラックが追突した。

大型トラックはほとんど減速しない状態で追突しており、その衝撃で乗用車は車体後部を中心に大破。漏れた燃料に引火して激しく燃え上がった。

乗用車は30分ほどで全焼。車内からは男女2人が遺体で発見されている。損傷が激しいこともあり、身元の特定には至っていないが、現状ではこのクルマを所有する足利市在住の男性とその妻でないかとみられている。

警察では大型トラックを運転していた45歳の男を業務上過失致死の現行犯で逮捕しており、事故当時の状況について事情を聞いている。運転手は取り調べにたいして「乗用車が停車していることに気づかなかった」と話しているようだ。

現場は片側3車線の緩やかな右カーブ。警察では乗用車が路肩に停車していた理由などについても調べを進めている。

《石田真一》

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