殺人未遂適用、被害者を引きずった当て逃げに

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8日、埼玉県所沢市内で、乗用車同士の接触事故を起こして逃走していた男が、後を追ってきた被害者の男性をクルマで引きずって重傷を負わせる事件が起きた。警察ではこの男を殺人未遂の現行犯で逮捕している。

埼玉県警・所沢署によると、事件が起きたのは8日の午後10時ごろ。所沢市青葉台付近の市道交差点で、28歳の男が運転する乗用車と、24歳の男性が運転する乗用車が出会い頭に接触。男はそのまま現場から走り去った。

男性は男のクルマを追跡。事故現場から約1.5km離れた交差点で信号待ちのために停車していた男のクルマを発見し、運転席側のドアに歩み寄ってクルマから降りてくるように迫った。

だが、男はこれを無視してクルマを急発進。男性は逃走を阻止しようとクルマにしがみついたが、男のクルマは男性を引きずったまま約400m走行した。

男は男性を振り落とそうと蛇行運転をしたが、この際に39歳男性の運転する軽自動車と正面衝突する事故を起こし、衝突の衝撃で引きずられていた男性も車外に振り落とされた。

この事故で、しがみついていた男性が左足の骨を、軽自動車を運転していた右足の骨を折る重傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた男を殺人未遂の現行犯で逮捕したが、取り調べに対して男は「怖くて逃げた」なとど話しているという。

《石田真一》

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