落ちてきた岩が運転席を直撃、1人死亡

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7日、長野県中川村内で、斜面から落ちてきた直径約40cmの岩が県道を走行中のワゴン車を直撃する事故が起きた。この事故によってワゴン車を運転していた女性が上半身を強打して死亡している。

長野県警・駒ケ根署によると、事故が起きたのは7日の午前9時10分ごろ。

中川村大草付近の県道を49歳の女性が運転するワゴン車が走行していたところ、進行方向左側の斜面から直径約40cmの岩が落下。ワゴン車の運転席部分を直撃するように飛び込んだ。

岩は運転席にいた女性の真上に落ち、女性は駒ケ根市内の病院に搬送されたが、頭部や胸部を強く打ったことを原因に、事故から約2時間後に死亡した。助手席には51歳の男性が同乗していたが、この男性にケガは無かったという。

現場は山間部を通る幅員5mの県道。斜面には落石防護用のネットが張られている。5cm以下の小石が落ち、ネットをすり抜けてクルマに当たるという極めて小規模な崩落が何度かあったことは報告されているが、今回のように巨大な岩が落ちることは今まで無かった。

だが、この岩はその大きさからも、防護ネットの上から落ちてきたとみられており、警察では落石からの防護措置が足りていたのかどうかについても調べを進めたいとしている。

《石田真一》

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