5日、茨城県かすみがうら市内の市道で、対向車線を逸脱した乗用車が2台の乗用車に相次いで正面衝突する事故が起きた。この事故で3台のクルマが大破。最初に衝突した2台に乗っていた3人が死亡している。
茨城県警・土浦署によると、事故が起きたのは5日の午後10時30分ごろ。かすみがうら市東野寺付近の市道を走行していた27歳男性の運転する乗用車が対向車線側に逸脱。55歳女性が運転する乗用車、32歳男性の運転する乗用車と相次いで正面衝突した。
この事故で3台のクルマはいずれも大破。逸脱したクルマを運転していた男性と、最初に衝突したクルマに乗っていた運転者を含む2人が全身強打や内臓破裂、出血性ショックが原因で死亡。2度目に衝突したクルマの運転者が軽傷を負っている。
現場は緩やかな左カーブで、警察では逸脱したクルマの運転者がスピードを出しすぎ、そのまま直進したことが事故の主原因になったものとみて、死亡した男性を被疑者死亡のまま業務上過失致死容疑で書類送検する方針だ。