カーブを曲がりきれずにバスと正面衝突

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3日、大阪府四條畷市内で、カーブを進行中に対向車線に逸脱した乗用車と路線バスが正面衝突する事故が起きた。この事故で乗用車側の5人が死傷、バスの乗客9人と運転手1人が打撲などの重軽傷を負った。

大阪府警・四條畷署によると、事故が起きたのは3日の午前6時45分ごろ。

四條畷市田原台8丁目付近の市道で、左カーブを曲がることが出来ずに直進して対向車線に進入した34歳男性の運転する乗用車が、奈良交通が運行する路線バス(田原台1丁目発、近鉄生駒駅行き)と正面衝突した。

この事故で乗用車は大破し、後部座席に同乗していた16歳の少女が頭を強打して死亡、18歳の女性が頭部強打で意識不明の重体、14歳の少女が鎖骨を折る重傷。運転していた男性と、助手席に同乗していた29歳の男性が打撲などの軽傷を負った。

後部座席の3人はいずれもシートベルトを着用していなかった。

バスも運転席付近が大破しており、44歳の運転手が重傷。乗客9人が前の座席に胸を打ちつけるなどして、軽い打撲を負っている。

現場は天野川を跨ぐ橋の上で、片側1車線。橋上でほぼ90度曲がるという、かなりきついカーブだが、見通しは悪くない。

警察では乗用車がスピードを出しすぎてカーブを曲がれなかった可能性が高いとみて、運転していた男性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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