高速道路での衝突、車外放出で4人が死傷

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4月30日、山形県山形市内の山形自動車道・山形ジャンクション(JCT)で、軽自動車とワゴン車が衝突する事故が起きた。

シートベルト未着用の状態でワゴン車に乗っていた4人が車外に投げ出され、このうち3人が全身を強く打って死亡している。

山形県警・高速隊によると、事故が起きたのは4月30日の午前11時20分ごろ。

山形市塚野目付近の山形自動車道上り線・山形JCTで、山形道から東北中央自動車道に向かって第1車線(走行車線)を走行していた43歳の男性の運転する軽自動車が、第2車線(追越車線)を走行していた46歳男性の運転するワゴン車の左側面部に衝突した。

この衝突によって軽自動車は横転。ワゴン車はコントロールを失い、いったん左側に大きく曲がった後、中央分離帯に激突した。

ワゴン車からはシートベルト未着用の状態で後部座席に同乗していた4人が車外に放出され、71歳の男性ら高齢者の男女3人が全身を強く打って死亡している。また、車外に放出された1人と助手席側に同乗していた1人が重傷。運転していた男性が軽傷を負った。

軽自動車は最終的には上下逆さの状態となって本線上を滑走したが、乗っていた3人はいずれも軽度の打撲で済んでいる。

警察では業務上過失致死傷容疑で双方の運転者から事情を聞き、事故発生の原因を調べている。

この事故の処理のため、山形道と東北中央自動車道は事故現場を含む区間で全面通行止めとなり、5時間ほど上下線が閉鎖された。

《石田真一》

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