職務質問から逃れようとパトカーに体当たり

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4月29日、奈良県王寺町内のパチンコ店駐車場で、ナンバープレートを付け替えたクルマを運転していた男に対して警察官が職務質問しようとしたところ、この男が捜査車両にクルマごと体当たりして逃走を図るという事件が起きた。

警察ではクルマに乗っていた35歳の男と、28歳の女を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

奈良県警・機動捜査隊、同・西和署によると、事件が起きたのは4月29日の午後1時20分ごろ。王寺町舟戸付近をパトロールしていた機動捜査隊員が、パチンコ店に駐車する不審な乗用車を発見した。

このクルマには盗難手配されたナンバープレートが装着されており、クルマ自体も盗難車の疑いがあることから、クルマに乗り込もうとしていた男女に職務質問を実施しようとした。

ところが男女は近づいてきた相手が警察官だと認識した途端、クルマに乗り込んでドアをロック。警察官を威嚇するようにエンジンを吹かして急発進させた。

駐車場の出入口は捜査車両(覆面パトカー)で塞いでいたが、クルマはこれに数回に渡って体当たりを試みた。

後から走って追いついた警察官が2人の身柄を確保。公務執行妨害の現行犯で逮捕した。現場に居合わせた警官2人にケガは無かった。

警察の取り調べに対し、逮捕された男は「無免許運転の発覚を恐れて逃げようとした」と供述。ナンバープレートとクルマについては黙秘しているという。

《石田真一》

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