自分には関係ないと思って逃走

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4月29日、千葉県本埜村内の国道で、道路左側を歩いていた男性が後ろから来た普通トラックと接触した後に転倒し、さらに後続の軽自動車にはねられ死亡する事故が起きた。

軽自動車は現場から逃走したが、翌30日に運転していた24歳の女を業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

千葉県警・印西署によると、事故が起きたのは4月28日の午前2時35分ごろ。本埜村竜腹寺付近の国道464号線で、道路左側を歩いていた35歳の男性が車道に侵入し、後ろから走ってきた39歳男性の運転する4トントラックと接触した。

男性は接触の弾みで車道に転倒。そこにトラックの後続を走っていた軽自動車が差し掛かり、男性をはねた。男性は頭部を強打し、間もなく死亡した。

軽自動車を運転していた女はしばらく現場に留まっていたが、トラックを運転していた男性が事故の目撃者と警察への通報を話し合っている際にクルマに戻り、そのまま逃走している。

現場に急行した同署員は目撃者の証言から、男性に致命傷を与えたのは軽自動車である可能性が高いと判断。死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。

この結果、翌30日までに24歳の看護師の女が事件に関与した疑いが高くなり、任意で事情を聞いていたところ、逃走した事実を認めたため、業務上過失致死や道交法違反容疑で逮捕している。

取り調べに対し、この女は「トラックが停車しており、自分は事故に関係ないと思ったので帰った」などと供述。逃走の事実は認めているものの、事故との関与は否認しているという。

《石田真一》

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