4月28日、三重県松阪市内の国道で、路肩を歩いていた男性がクルマにひき逃げされて即死する事故が起きた。
警察ではこの現場から約3km離れた別の場所で事故を起こした大型トラックを運転していた43歳の男を業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。
三重県警・松阪署によると、事故が起きたのは4月28日の午後7時50分ごろ。松阪市笹川町付近の国道166号線を通り掛ったドライバーから警察に対し、「男性が血を流して倒れている」という内容の110番通報が寄せられた。
同署員が現場に急行した際、男性が路上に倒れており、すでに死亡していた。後の調べによって、死亡したのは近くに住む56歳の男性であることが判明。死因は大型車に腹部を踏まれたことによる内臓破裂だったこともわかった。
男性をはねたクルマは現場から逃走していたが、同日の午後8時ごろ、この現場から約3km離れたところで大型トラックが追突事故を起こしたとの通報が寄せられた。
現場に急行した署員は、事故を起こした大型トラックに追突によって生じたものとは異なる衝突痕を発見。運転していた43歳の男を追及したところ、「人をひいて逃げた」と認めた。
このひき逃げが笹川町の事故とわかり、警察では男を業務上過失や道交法違反容疑で緊急逮捕している。