伝票を見ていて対向車線に逸脱、トラック運転手を起訴

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今月1日に和歌山県内の阪和自動車道(対面通行区間)で、トラックを運転中に対向の乗用車と正面衝突する事故を起こし、6人を死傷させた33歳の男について、検察庁・和歌山地検は22日、業務上過失致死傷罪で起訴した。

問題の事故は今月1日に発生している。同日の午前8時45分ごろ、印南町西ノ地付近の阪和自動車道(対面通行区間)で、下り線を走行していたトラックが対向車線側に逸脱。上り線を走行していた乗用車と正面衝突した。

この事故で双方のクルマは大破。乗用車を運転していた34歳の男性が全身を強く打って間もなく死亡。この男性の家族で、同乗していた33歳の女性など3人が重軽傷を。トラック側の2人も重傷を負っている。

警察ではトラックを運転していた33歳の男の回復を待ち、業務上過失致死傷容疑で事情を聞いていた。

その結果、この男は「事故直前に座席左側に置いてあった伝票類を注視していた」などと供述。前方をほとんど見ないまま、高速度で走行していたことがわかった。この際にハンドル操作を誤り、対向車線側に進入したようだ。

警察では同容疑で男を送検。検察も男の過失が事故につながったことは間違いないと判断。同罪での起訴を決めた。

《石田真一》

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